コーチング事例集:コーチ養成講座で実践的なコーチング技能と資格取得を。セミナー、研修、コーチングであなたの課題を解決

コーチング事例集

規律性ある忍耐強い人


前回からスタートした、才能(資質)や性格を活かしたコーチングの事例。
職場での人材育成やクライアントのコーチングに役立たせていただくためには、相手をじっくり観察するようにしてくださいね。

正しく仕事を進めるための仕組み作り。「原点思考高く忍耐強い真面目な人編」

係長:「5S運動がマンネリ化しているというあの件、何とかしろと、上がうるさいんだよ」
部下:「はい、係長、わたしもみんなの意識が薄れていて、事故に繋がりはしないか、心配です」

係長:「とはいってもなぁ・・・朝礼で毎日声に出して確認しているんだが・・」
部下:「係長。朝礼での確認は、みんな気持ちを込めていませんよ」

係長:「そうかなぁ?あんなに大きな声で唱和するんだ。気持ちが入らないのは、おかしいんじゃないか?」
部下:「係長。そもそも、この朝礼での唱和の目的をみんな、見失っているんじゃないでしょうか?」

係長:「どういうことだ?」
部下:「はい。大声で唱和することが目的になっていて、5Sを意識して仕事しようという気持ちに結びついていないと思うんです。一度、原点に戻って、5Sの再認識を促す何かをしたほうがいいと思うんです」

係長:「なるほど。で、何をしたらいいと思う?」
部下:「そうですね・・・5Sの導入は、他社の真似をしたかっただけではなく、小さなミスによって、大きな損失を出したあの失敗を繰り返さないため
でしたよね。今、社員もずいぶん入れ替わって、あの損失を知らない人も増えてきています。わたし自身も、説明できるかと言われたら、自信ないですもん。」

係長:「そうか。意識が薄れてきているということか?」
部下:「というよりは、目的を見失っているという感じです。来週の月曜日の朝礼で、そのあたり、説明したらどうでしょうか?」

係長:「そうだな。形骸化したことをやり続けるのもな。意味がないことだな」
部下:「はい。今週末までに、資料などを読み返して、説明できるようにしておきます」

係長:「膨大な資料だぞ?大丈夫か?」
部下:「まだ時間ありますから、やりくりしたら、間に合うと思います」

係長:「そうか、では頼む。君は忍耐力があるから、安心して任せられるよ」

長年の取組は、その目的や目標を知らずに、みんなと同じにしておいたほうがいいんだろうなぁという感覚で、受け入れる人ができてきます。
そして目的や目標の不明確さは、当事者意識を失わせることに繋がります。
古い職場の風習も、いつものままにしておこうと看過せず、人の入れ替えなどの機会に見直し、意識付けをし直す時、規律性の高い忍耐強く細かな作業を真面目にこなすことのできる人材を活用してみてくださいね。

原点思考の高い人の表現:
積み重ね、成り立ち、そもそも、歴史、過去の失敗から学ぶ。

忍耐強い性格の行動特性:
完璧に仕事を仕上げようと裏付けをする。
根気強く細心の注意を払った職務の遂行。
集中している時は、話しかけづらい雰囲気を持つ。


竹内 和美竹内 和美 (たけうち かずみ)
エイジング・アドバイザー®/世渡り指南師®/プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント/認定エグゼクティブ・コーチ
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