コーチング事例集:コーチ養成講座で実践的なコーチング技能と資格取得を。セミナー、研修、コーチングであなたの課題を解決

コーチング事例集

価値を知る・・・的外れの上司の癇癪

ゆっくりになりましたが、今年もよろしくお願いします。
さて、2011年のスタート、皆さんはどんなふうに切られていますか?
わたしは、1月1日の朝6時から、地元のFM放送で番組を持たせていただいている関係から、初日の出は、スタジオで生放送を進めながら見ることができた。そんな1年の始まりでした。
番組内でも紹介させていただきましたが、今年の仕事への信念は、
「より多くの方の内なる力を引き出すことに全力投球する」と掲げました。皆さんはどんな目標をお立てになりましたか?
そして、それはどうすれば達成できるのでしょうか?
毎日こつこつと、同じことを繰り返しているようですが、昨日よりは今日、今日よりは明日の仕事の結果に満足する。そんな誠実さの中に、目標の達成があるのではないでしょうか?
そして、その目標の達成は、次の目標への道しるべとなって、また、新たな目標が見つかる。イノベーションは、技術や産業だけの話だけではなく、自分の中にこそ見出せるものだと信じて・・・皆さん、楽しみながら、感謝しながら前進していきましょう。

さて、今週は、入社以来初めての大型物件を受注した社員と上司のコーチングを取り上げてみました。
皆さんは、こんな新人に「かんしゃ(感謝)」ができますか?
それとも「かんしゃく(癇癪)」を起こしますか?

部下:「ようやく、契約書いただけました!!」
(会社に戻ると大声で、チームの皆さんに報告がありました)
係長:「よかったなぁ・・・よくやったなぁ!!自分も嬉しいよ」

部下:「ありがとうございます。ようやく契約書もらえましたが・・・」
係長:「もらえたけど・・? なんだ?」

部下:「はぁ、でも、それは係長がお客さんに裏でネゴしてくれてたんでしょ? 俺、知ってるんです・・・」
係長:「それはそうだが・・・君の熱意が、自分を動かしたんだよ。どうにかしてやりたいという気持ちをさ、引き出したんだから、君のねばりがちだよ」

部下:「でも・・・やっぱりこれは係長のおかげです。99%は係長の力です」
係長:「まぁ、そうかもしれんが、いいじゃないか。課長に追い込まれていただろ?今月も売れなきゃ、お前の席はないもんだと思えって。」

部下:「そうなんですよね・・・ホント、係長ありがとうございました。まだまだ、自分、ぜんぜん力ないっすよね」
係長:「じゃぁ、ぜんぜん力がないとしたら、どうしたらつくと思う?」

部下:「力なんて、そんなに簡単につくわけないじゃないですか?」
係長:「そりゃそうだが、何とか自力で売りたいんだろ?」

部下:「そんなこと言ってないじゃないですか? 今後も、係長、面倒見てください。よろしくお願いします」
係長:「ん?? じゃ、君は、今日の商談が自分の力だけで決まったことが悔しくて落ち込んでたんじゃないのか?」

部下:「はぁ・・・だから、そんなに急には力はつかないですって。それが今日までの商談でよくわかったから、係長にお礼を言おうと思ったんです」
係長:「・・・・・・」

どこまでも、他力本願な部下を前に、係長は、営業の基本である「自分の価値づけ」をさせ、人としての魅力づくりから、指導をし直しているそうです。人間力をあげなければ、いくら提案力や解決力が着いたとしても、物が売れない。そう危機感を抱いたようです。

ところで、このコーチングは残念ながら、上司と部下の価値観があまりに違うため、失敗に終わりました。
「二人のコーチングは、価値合わせをすることからやり直そう」。
部下とのコーチングに失敗し、危うく怒鳴り付けそうになったという係長と私のコーチングのテーマは、「価値を知る」と決めて、チャレンジ中です。

竹内 和美竹内 和美 (たけうち かずみ)
エイジング・アドバイザー®/世渡り指南師®/プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント/認定エグゼクティブ・コーチ
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